2009年09月18日

ベアトス様の墓

ベアトス様の墓:長崎市橋口町(塔の尾)
ベアトス様の墓
 徳川幕府のキリシタン弾圧が激しくなった頃、本原郷小峰(現在の石神町)に、百姓のジワンノ(ジョアン)・ジワンナ(ジョアンナ)夫妻と息子ミギル(ミカエル)という親子3人のキリシタンがいた。この一家は信仰と徳によって、浦上村の村人の尊敬と信頼をあつめる中心人物であったので、奉行所は一家を改宗させて村人達を背教に導こうと、見せしめのために井水で水責めにしたが、 背教しようとはしなかたので怒り、中野郷の塔之尾(橋口町)で、火あぶりの刑にすることになった。それを知った村人たちは家にのこる火種を隠したが、役人は方々を捜し回った末、ようやく渕(現在の城山町)のある農家からやっと火種をもらって火刑を執行した。遺骸は村人がもらい下げて殉教場所に葬られた。
 生命をかけて神への信仰と愛に生きたこの一家の美しい精神をいまも浦上信徒は忘れず、ここ「ベアトス様の墓」として大切にしている。
 ベアトスとはポルトガル語で敬虔な生涯と尊い死によって永遠の幸福を受けていると信じられる人々をいう。殉教の年代は、わからないが寛永の頃(三代将軍家光の代)であったろうと推測されている。
posted by 太鼓山 at 22:58| 長崎 | TrackBack(0) | 旧浦上山里村 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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