2014年08月07日

原爆と放射線

原爆と放射線
放射線による被害(4
後障害後期
白血病
 急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病で線量反応関係が認められた。
現在までの研究によると、放射線誘発白血病は充実性腫瘍とは異なり、被爆2年目頃よりすでに発生がみられ、5〜7年目にはピークに達した。そして、過剰相対リスクは被爆時年齢の低い者ほど高いことが分かっている。

 放射線障害は白血病で終わったわけではありません。10年後から現在にいたるまで、被爆者に不安を与えているのはいろいろな臓器の癌です。なぜ長い潜伏期を経て発病するのか明らかではなく、人類がはじめて経験した大災害の影響に対して、これからも絶え間なく研究が望まれます。
甲状腺癌
 被爆者に甲状腺充実性結節(甲状腺癌、腺腫、腺腫様甲状腺腫、組織学的診断のない結節)が有意に多く、被曝線量が多いほど患者数が多かった(また被爆時年齢が低いほど患者数が多かったことも分かっている)。
乳がん
 被爆時年齢の低い者は高い者より過剰相対リスクが有意に高い。
胃がん
 被爆時年齢の低い者は高い者より過剰相対リスクが高い。
 女性は男性よりも過剰相対リスクが高い。
多重癌
 多重がんとは、ひとり2個以上の臓器に発生するがんのことである(例:胃がんと大腸がん、甲状腺がんと乳がんと皮膚がん、など)。
 多重がん発生の増加は放射線などのがん原因子の全身的曝露や個人のもつ腫瘍になりやすい性質を反映するものとみなされる。原爆被爆者では若年近距離被爆者ほど多重がんの罹患率が高いことが判明した。近距離被爆者での多重がん罹患の有意な増加は、1980年代から始まり、現在まで継続している。このことは多重がん発生への放射線被曝の関与を示唆している。多重がん罹患は原爆放射線のもつ人体への晩発性影響のひとつであり、現在においてもそのリスクは継続している。

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posted by 太鼓山 at 09:14| 長崎 ☀ | TrackBack(0) | 長崎と原爆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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